メラトニンとコルチゾール
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コルチゾールは別名、ストレスホルモンとも呼ばれます。強いストレスがかかった時に、それに対処するために分泌されるホルモンです。
このコルチゾールと、メラトニンの原料であるセロトニンは、ある意味で似たような作用を持ち、また拮抗状態にある物質でもあります。
似たような作用というのは、どちらも覚醒作用を持つということです。セロトニンと同じく、コルチゾールも早朝に分泌させ、眠りからの覚醒を促す作用があります。
より重要なのは拮抗作用の方です。怖いことに、コルチゾールはセロトニン神経にダメージを与えることが知られています。
したがって、長時間ストレスを受け続けてコルチゾールの分泌量のほうが勝ってしまうと、セロトニンの分泌量が少なくなってしまうということです。
セロトニンが少なくなると、うつ状態などの症状が表れやすくなってしまいます。
コルチゾールと血圧
コルチゾールの悪影響はそれだけではありません。このホルモンが長期的に分泌され続けると、血圧の上昇、糖尿病、免疫系の抑制など体にとってネガティブな影響を与えてしまいます。
この状況を覆すためには、コルチゾールに負けないようにセロトニン神経を鍛えるのが最も効果的、というわけです。
セロトニンを増やすための行動、というのはメラトニンを増やすための行動でもあります。
(詳しくはここやここをご覧ください。)
気分が落ち込んでいる状態でははじめはつらいかもしれませんが、外に出て太陽の光をあび、散歩やウォーキングなどを行うのがとても効果的です。
少しずつ負荷を上げながらセロトニン神経を鍛えていき、3ヶ月続けることでセロトニン神経が十分に強化されることが期待できます。
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