メラトニンはテストステロンの分泌量を減らす
ツイート
![このエントリーをはてなブックマークに追加](http://b.st-hatena.com/images/entry-button/button-only@2x.png)
メラトニンの分泌量が増えると、逆に男性ホルモンであるテストステロンの分泌量は減るようです。
どういう仕組みかと言えば、分泌されたメラトニンは、脳の中の「視床下部」という部分に働きかけ、「黄体ホルモン放出ホルモン」というホルモンの分泌を抑える働きをします。
この黄体ホルモン放出ホルモンという成分は、精巣に働いてテストステロンを分泌させる役割を持っているので、メラトニンの分泌は、結果として男性ホルモンの分泌を少なくする、というわけです。
テストステロンは少なくなったほうがいいのか?
テストステロンを少なくしたい、という人は確かにいらっしゃると思います。いろいろな理由があるでしょうが、中でも頭髪の脱毛に悩む人の割合が多いように思います。
しかしその一方で、テストステロンには発毛作用があります。つまり男性ホルモン量を減らすということは、髪の毛が生えてくる割合そのものが減る、ということを意味しています。
髪の毛にかぎらず、体毛というものは常に生え変わっていくものです。抜けていく量を減らしたからといって、生えてくる量までも減らしてしまったら、育毛という観点からは元も子もないのではないのでしょうか?
テストステロンそのものが悪者なのではない、というのが事実です。そうではなくて、テストステロンが5α-リダクターゼにより還元された成分である、ジヒドロテストステロンこそが、薄毛の原因です。
ですから、テストステロンよりもむしろ、5α-リダクターゼやジヒドロテストステロンに注意して育毛を行ったほうが、良い結果が出るはずだと私は考えます。
ツイート
![このエントリーをはてなブックマークに追加](http://b.st-hatena.com/images/entry-button/button-only@2x.png)