メラトニン 曇り

曇りや雨の日は要注意

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近眼の方は身に覚えのある方も多いと思いますが、くもりの日はかなり視力が落ちます。これは目のほうに不調が起きているわけではなく、光の量が極端に少なくなるために、ものが見えづらくなるためです。

 

晴れた日の太陽光の強さは、だいたい10000ルクス程度あります。それに対して曇の日では、せいぜい3000ルクス程度なので、光量としては1/3ほどになってしまっている、というわけです。

 

光の量が少なくなると、視交叉上核に届く光の刺激の強さも、もちろん弱くなってしまいます。したがってくもりの日は、どうしてもセロトニンの分泌量が少なくなってしまうのです。

 

セロトニンは気分の精神的な安定に関わっています。みなさんも、くもりや雨の日になんとなく気分がすぐれない、などといった経験はありませんでしょうか?

 

くもりの日こそリズム運動で補う

 

セロトニンの分泌量が少なくなるとメラトニンの量も減ってしまうので、眠りにくくなったり眠りが浅くなったりしてしまいます。
つまり、空がくもっているというだけで睡眠不良にとってはデメリットになる、ということです・・・

 

いくら頑張っても、空を晴れさせて太陽光を増やす、ということはできません。したがって、何か別の方法でセロトニンの分泌量を増やす、ということが必要になります。

 

幸いにも、そのような方法はたくさんあります!こちらのページでも説明しているように、リズム性の運動を行うことでセロトニン神経が鍛えられ、セロトニンの分泌量が増えることが実験的にも確かめられているのです。

 

リズム性の運動というのは、例えば次のようなものです。

 

  • スクワット
  • 水泳
  • 腹式呼吸などの呼吸法
  • 咀嚼運動(ガムを噛むことなど)
  • ウォーキング、ジョギング

 

ガムを噛むだけでも、セロトニンの血中濃度が増えることが確かめられています。ですから、例えばキシリトールのようなボトルタイプのガムを用意しておき、くもりや雨の日にはガムを噛みセロトニンを増やす、というだけでも十分な効果がられるはずです。これなら誰にでも簡単にできるのではないでしょうか?

 

雨の日にはスクワットを行う、と決めておくのもいいかもしれません。
スクワットはインナーマッスルを刺激するのでセロトニンの増加が期待できます。また体の基礎代謝量もアップするのでダイエットなど美容にも効果があると思われます。

 

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