メラトニンと育毛
メラトニンは育毛に関係があるでしょうか?もちろん、大いに関係があります。
育毛のみならず、睡眠は美容にとってとても大切な要素なのは言うまでもありません。このページでは、なぜ睡眠が大切なのか一つづつ見て行きたいと思います。
メラトニンと育毛の関係としてまず上げられるのは、副交感神経と血流の問題でしょう。
メラトニンが分泌されると副交感神経が優位になり、筋肉などがリラックスして血流も増えます。
そうすることで頭皮や毛乳頭への血流が増えることにより、毛母細胞の分裂が活発になるのです。
逆に言えば、日中の活動状態である交感神経のモードから、副交感神経のモードへと上手く切り替えが行われないと、血流がとどこおり脱毛や薄毛につながってしまうかもしれません。
成長ホルモンの観点から
毛母細胞の細胞分裂を促進する成分の一つとして、IGF-1 と呼ばれるものがあります。
このIGF-1 という成分は育毛において重要な役割をいくつも持っていて、内容を挙げると
- コラーゲンを増やすことで頭皮を柔軟にする
- 毛母細胞の働きを活発化
- ヘアサイクルにおける成長期の延長と休止期、退行期の短縮
- 血行促進
などがあります。
この、超重要なIGF-1 は、肝臓などの臓器において成長ホルモンによって作られるのですが、この成長ホルモンはメラトニンが鍵となって分泌されるのです。
よく美容関係で「22時~2時はお肌のゴールデンタイム」などと言われることがあります。これはメラトニンの分泌による、成長ホルモンの分泌の時間のことです。
育毛も美容の一種ですから、ゴールデンタイムにはちゃんと寝てメラトニンを分泌させたほうが、育毛のためには絶対に良い、と断言できます。
皮脂分泌と過酸化、ジヒドロテストステロン
この他にも例えば、夜更かしをすると皮脂の分泌量が増えるので、男性ホルモンの酸化により生じるジヒドロテストステロン(DHT)による毛根へのダメージが大きくなる、などということもあります。髪の毛の量を増やしたいなら、あるいは今以上に減らしたくないならば、寝ましょう。
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