メラトニンで免疫力もアップ
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睡眠不足は免疫力に悪影響を及ぼします。みなさんも、十分に睡眠をとれていない時に風邪をひきやすくなった、などとという経験がおありではないでしょうか?
免疫力の具体的な担い手は、リンパ球です。もう少し詳しく述べると、風邪などの原因となるウイルスが体内に入った時、リンパ球がこれを退治してくれます。
このリンパ球の働きに、メラトニンや睡眠の質が関わっているのです。
メラトニンは免疫力をアップする
体の免疫を受け持つリンパ球には、大きく分けて3種類が存在します。
- NK細胞:骨髄で作られます。ウイルスに感染した細胞や、腫瘍細胞を認識し破壊します。
- B細胞:骨髄で作られます。体内に侵入した病原体に対し、抗体を作ることで病原体を攻撃します。
- T細胞:胸腺で作られます。T細胞はさらに3種類に別れ、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、サプレッサーT細胞の3種類があります。
上に上げたリンパ球のうち、「ヘルパーT細胞」が免疫系においてとても重要な役割を果たしています。
というのは、この細胞は免疫系の司令塔であり、他のリンパ球に免疫作用のための指示を出しているためです。
T細胞は胸の部分にある「胸腺」とう部分で作られます。そしてこの胸腺を、メラトニンは刺激し強くする作用があるのです。
つまり、メラトニンを十分に分泌し良い睡眠をとることで、胸腺が強化されてT細胞が多く作られ、免疫機能が高まるということです。
それとは逆に何らかの理由(昼夜逆転や老化など)でメラトニンの量が少なくなると、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなってしまうということがありえます。
特にNK細胞などは腫瘍細胞を攻撃するので、メラトニンの分泌量が減ることでがんに罹る可能性が高まってしまう、ということです。
以上に述べたような理由で、免疫機能を高めたり保持するために、メラトニンは重要な役割を担っています。
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