メラトニンが健康に及ぼす役割とは?
深部体温を下げることがメラトニンの重要な役割
深部体温というのは、体の内部の温度のことです。だいたい平均的に37度程度で安定しています。
この深部体温が0.5~1度程度下がると眠気が催されてきますが、メラトニンのもっとも重要な作用はこの深部体温を下げることにより眠りに誘うことです。
こちらのページでも述べていますが、睡眠とは体のメンテナンス作業であり元気な毎日に必要不可欠なものです。睡眠の役割をもう一度振り返ってみると、これだけ多岐にわたります。
- 休息しているに、体の細胞を修復する
- 日中の活動で消費したエネルギーを回復する
- ウイルスなどの異物の除去
- 活性酸素の処理
- 記憶情報の整理・定着
- 成長ホルモンの分泌
真面目な人や頑張り屋の人は「眠る時間さえもったいない」などと考えがちになりますが、しかし睡眠時間は何もしない時間ではありません。
明日も頑張るために、今日の睡眠が必要なのです。
メラトニンの免疫力アップ効果
上記の3番「ウイルスなどの異物の除去」を見てみましょう。これはつまり免疫機能のことですが、メラトニンは睡眠作用を持つだけではなく、「胸腺」という部分に働きかけて免疫機能を高めることが知られています。
免疫機能を高めることは感染症やがんを予防するために重要です。逆に言えば、高齢になりメラトニンの分泌状態が悪くなり、眠りの質が悪くなるとこういった病気にかかりやすくなる可能性があります。
メラトニンと免疫機能の関わりについてはこちらのページをご覧ください。
メラトニンのアンチエイジング効果
上記の4番「活性酸素の処理」を見てみましょう。活性酸素といえば、人間の体において老化を引き起こす主原因と考えられているものです。
活性酸素を退治してくれる成分として「抗酸化物質」が有名ですが、メラトニンはこの抗酸化作用を持っていて、活性酸素を退治してくれます。したがってアンチエイジング効果が期待できます。
メラトニンとアンチエイジングの関係についてはこちらのページをご覧ください。
メラトニンと成長ホルモン
上記の6番「成長ホルモンの分泌」を見てみましょう。成長ホルモンは成長期のこどもに不可欠です。ところがこのホルモンは、メラトニンが引き金となり睡眠中に分泌されることが知られています。
古くからのことわざで「寝る子は育つ」というものがあります。成長ホルモンとメラトニンの観点から見てこのことわざは正しいといえます。
しっかりとメラトニンを分泌させ睡眠をとらせないと、成長ホルモンが上手く分泌されず、こどもの成長に障害が出る可能性があります。
ツイート